挨拶

こんにちは院長の今里です

 医師経験約20年となります。内視鏡経験は約17年になります。その間約1万6千例の内視鏡を行ってきました。数多く人間の胃や大腸を観察してくると、ほぼ症状だけでどこにどのような病変があるかどうか推測できるようになりました。民間病院での検査を主に行ってきましたのでどのようにしたら楽に検査が出来るか?をいつも念頭に置きトレーニングを重ねましたので患者さん視線の内視鏡検査になっていると自負しております。

 胃に関しては数多く胃の内部を観察しましたが、胃の粘膜が萎縮した萎縮性胃炎が数多く観られました。そのほとんどがピロリ菌感染が原因なのです。潰瘍のある胃ではほぼ100%近く陽性になっています。日本人の約三分の一がピロリ菌感染者と言われています。これを駆除する治療法が確立されていますが残念なことに潰瘍病名がつかないと保険適応で治療できない点にあります。早く適応が拡大してくれることを期待しています。このピロリ菌感染を放置しますと癌の発生率が高いばかりでなく粘膜の萎縮が進行し消化能力が低下し胃もたれや痩せる原因にもなります。

 大腸に関してはポリープはもちろん癌が増加しています。ポリープと癌の関係は密接でやはりポリープの段階で切除しておいた方が好ましいと思われます。特に血縁の方に大腸癌、直腸癌の方が居られたら年に1回の大腸内視鏡検査をお勧めします。通常のポリープは成長するとキノコ型になるタイプが多いのですが横広がりするタイプ、最初から胃癌のように凹むタイプがあり、たちが悪いのもあります。どれも早期では症状がほとんど無いのが問題です。

 近年、早期の胃癌や大腸癌・直腸癌に対してはEMR(粘膜剥離術)ESD(粘膜下層剥離術)などの内視鏡下で出来る手術の進歩がめざましいので早期であれば開腹術を受けなくても治療が可能になっています。胃でも大腸でも特に症状が無いときに検査を受けるべきだと思います。ある例をあげます。胃痛がひどい方を受診させるために一緒についてきた友人がその患者さんとついでに胃カメラを受けられ、その患者さんは胃潰瘍が見つかりついてきた友人の方にはなんと早期胃癌が見つかりました。早期だったのでESD(粘膜下層剥離術)で完治されています。当院ではこのように早期癌の発見を目指したいと思っています。もし見つかれば迅速に信頼できる病院に紹介いたします。

 腹部エコー検査は非侵襲的検査で上記腸管以外の臓器検査に有利な検査方法です。癌の中でも予後が悪い肝臓癌、胆嚢癌、膵臓癌、腎癌、膀胱癌などは早期でも治療は難しいものがあります。なるべく小さい病変で発見するしかありません。またこれらの癌も早期のうちは自覚症状が出にくいのです。腹部エコー検査は手軽に出来るためわずかにでも何か体調の違和感を感じる方にはお勧めできる検査です。

 私自身、内科だけではなく外科領域も勉強してきました。特に外傷後の痛みが残って苦しんでいる方々を多く診てきました。事故や手術後やけがの後、リハビリも終わり治療が終了しても長く痛みが残り治療をどうしてよいか判らなくなった患者さんがいます。当院の低出力レーザー治療は諦めていた痛みを緩和させる助けになると思っています。是非試されて下さい。

 プラセンタ治療は約12年前に美容外科で経験しました。そこではあくまで美容のためでありアンチエイジングの治療として行っていました。プラセンタ治療を調べている内に慢性疾患に有効であること確信しました。昭和40年代にはもう確立された治療なのですが、大学研究機関でそれに関してあまり研究されていないため保険適応病名も少なくそれ以降はレアな治療となったようです。細胞の修復因子(未知のものを含め)がどのように効果が働くかのエビデンスが不明のままになっていますし効果がある病気が多く何に効くと計れないものがあります。特に原因不明な病気や膠原病などの本当の原因が判らない病気にも有効だと考えております。漢方医学でもプラセンタは動物漢方薬として有名です。古くより胎盤は薬になると認知されていたようです。

 

経歴経験


平成元年 福岡大学医学部卒業

経歴:久留米大学医学部形成外科に4年間在籍、国立久留米病院勤務、九州がんセンター頭頸部在籍、久留米内藤病院勤務、熊本吉田病院勤務、久留米木下病院勤務、鳥栖市啓心会病院勤務、ハートフルクリニック 院長 
医療経験のほとんどが内科を中心とした診療行為が主です。

日本消化器内視鏡学会所属・TNT(日本経腸静脈栄養学会)受講

自己作成ソフト

 病棟勤務時代に作り上げた療養型病院向けの管理ソフトです。200床前後の病院の病棟管理をなるべくしやすく工夫したものです。
ファイルメーカーでの作成ですので色々とオプション付けることが可能ですので重宝ではないかと自負しております。

 

 

 

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